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花尊し

花尊し

納骨

納骨の時期
日本では、基本的には納骨の時期に決まりはありません。大半の場合は故人の宗教ごとの儀式(法事・法要など)のタイミングに合わせて納骨が行われます。

宗教と納骨
宗教 納骨の特徴
1. 仏教
・仏教では、納骨をこの日に行わなくてはならないという決まりはありません。
・ 四十九日が忌明けとされており、この忌明けの法要の後で納骨を行う場合が多いようです。
・納骨が行われるタイミングとしては「四十九日」のほかに「百箇日」「一周忌」などがありますが、いずれかの法事と合わせて行うようです。普通 は遅くとも三回忌までには納骨を済ませます。
納骨の仕方(しかた)と費用
納骨の前に必要な準備と、費用についてご説明します。
実際の「納骨式」の流れについては、このページの別項目でご紹介します。

納骨を行うための準備(納骨式の準備)
日程を決め、お寺の手配、謝礼の用意、食事の手配などを行ないます。
1.日程を決める
・納骨を行う日程を決めます。法事・法要などの儀式と合わせて行うのが一般的です。
・納骨は身内だけで行う場合が多いようです。遺族の都合の良い日を選び、寺院、教会、神社などと相談して決めましょう。
2.納骨場所、納骨の方法を決める
・故人の意志や宗教に合わせ、菩提寺の墓地、納骨堂への納骨や、海洋散骨などから故人に合った納骨場所、納骨方法を選びます
3.墓地の確認をする
1.先祖代々が眠っているお墓
2. 故人が生前に自分で用意したお墓
3. 故人が亡くなってから遺族が用意するお墓

などがあります。また、現代のお墓の象徴とも言える納骨堂もあります。墓地の確認をした上で、お墓の菩提寺や墓地、霊園、管理事務所等に連絡をし、利用について連絡をします。

[ポイント]
・納骨に際し、骨壷のまま納めるケースと、骨壷から専用袋に移し変えるケースがありますので、必要な準備をお墓の菩提寺や管理事務所に必ず確認して下さい。

・故人が亡くなってからお墓を用意する場合、忌明けの日にはお墓の用意が間に合わないこともあります。忌明けまでの間、遺骨を自宅で供養し、忌明けからお墓を用意するまでの間は納骨堂を利用することもできます。「期限付き納骨」という形で、最近では利用する方も増えて来たようです。

・新しいお墓、新しい墓石を用意する場合には、いわゆる「開眼供養=かいがんくよう」という儀式を行います。一般的には開眼供養は納骨式と同じ日に行うこともできますのでお寺に相談してみてください。
4.必要な許可証を確認する
・納骨には、埋葬許可証が必要です。
死亡届を出すと、市町村役場から「火葬許可証」「埋葬許可証」等の許可証が発行されます。納骨法要には、埋葬許可証を持参しなくてはなりません。事前に書類をチェックしておきましょう。
5.お寺、神社、教会、納骨堂などに連絡をする
・納骨に際し、仏教、キリスト教、神教による儀式が行われる場合があります。予約の電話をし、その際にもう一度必要な準備についても確認しておきましょう。

[ポイント]
・仏教(僧侶による読経や焼香など)、キリスト教(牧師/神父による祈りや聖書朗読、賛美歌斉唱、など、教会によってさまざま)、神教(神職によるお祓い、玉串奉奠=たまぐしほうてん、祝詞など)が行われます。
お寺、神社、教会への謝礼のほかに線香、献花のための花、玉串などの用意が必要となるケースもあります。
6.料理の手配をする
・納骨式においてもお茶、お菓子、料理の手配などの一定の配慮をするのが基本的なマナーです。

・納骨のみを行なう場合はお茶、あるいはお茶とお茶菓子程度のこともあります。

・忌明けの法要などの、節目となる法要と合わせて納骨式を行う場合には、時間帯によっては食事の手配が必要となることもあります。

納骨を行うための準備
7.連絡や案内状の手配
・遺族(身内)や親族だけで行なう場合には電話での連絡でも良いでしょう。
8.お布施などを用意しておく
・僧侶にはお礼をお渡ししなくてはなりませんが、僧侶が法要のあとのお食事(お斎)に同席して下さる場合には、御布施または御経料、お車代の2つを用意します。
もし、僧侶がお斎を辞退されたら、御布施または御経料、お車代のほかに、御膳料を加えた3つをお渡しします。
・金額の目安(納骨の際の費用)をご紹介します(平成28年7月現在)
お布施やお礼の金額の相場や参考情報
【仏教の場合】
●僧侶への謝礼となる御布施(お布施または御経料の相場)は、3万円程度が最も一般的で、10万円くらいまで。

●僧侶に渡すお車代は、5千円〜1万円くらい。

●御膳料は、5千円〜2万円くらい(食事の席を設けていて、僧侶が出席を断った場合)。

●その他に、卒塔婆供養をしてもらう場合には「御塔婆供養料」も用意します。
(宗教によっては卒塔婆が必要となります。3,000円くらいからです。金額は寺ごとに決まっていますのでお寺に確認して下さい)

●上記は僧侶に渡すお礼としての金額の目安ですが、新たに墓地を用意する場合には、墓地使用料、(必要に応じて)永代使用料、管理費などが別途かかります。10万円〜費用は区画が広いほど、また墓の向きや位置等によって高額になる上、都市部ほど高額となります。別途石材店に支払う 墓石代も必要となり、30万円〜200万円程度となります。
継承者がいない、あるいは比較的費用が抑えられる供養の仕方として納骨堂、あるいは永代供養塔への合祀の形を利用することもあります。
いずれも事前にお寺に費用を確認します。

[ポイント]
●お金を入れる袋の表書きは薄墨ではなく普通の墨で書きます。
半紙の中包みに入れ、奉書紙で慶事の上包みの折り方をするのが最も丁寧な形ですが、市販の白い封筒で構いません。郵便番号を書く赤いマスの欄の無い、無地の封筒を用います。

●新しい墓に納骨する場合には、納骨と同時に、開眼供養(新しい墓に魂を入れる儀式)も行います。別名「開眼法要」「入魂式」とも呼ばれます。この場合には謝礼も別に用意します。表書きは「御礼」「入魂御礼」「開眼式御礼」などと書きます。奉書紙を用いる他、白い封筒でも良いでしょう。(遺骨をお墓に移すのが、故人が亡くなってから何年も経過している時には紅白の結びきりの水引きの用いて「御礼」「建碑御礼」などと書きます)
 開眼供養のお礼の金額は3万円程度が最も一般的で、10万円くらいまで。納骨式と開眼供養とを同時に行う場合には合計金額が結構な額になりますので調整して下さい。開眼法要のお礼と、納骨のお礼とで僧侶にお渡しするお礼をいれる袋を分ける場合には、中身を同じ金額にするか、開眼供養を多めにします。
事前に予約の際に寺院、神社に謝礼の金額を尋ねてみても良いでしょう。

●丁寧な心配りとしては、お墓の墓石を墓地まで運んでもらう業者(石材店など)への心づけも用意します。表書きは白封筒に「御礼」で良いと思います。目安となる金額は5,000円〜30,000円くらいです。また、霊園や墓地などでは、遺骨を納めるカロートという名の地下の安置所(墓石の下にある場合が多い。骨壷や遺骨を入れる部分)の蓋を開けてもらったり、墓石を動かしてもらったり等、手を借りることがありますので、心付けの袋は多めに用意しておくと良いでしょう。



9.納骨式

納骨式でも香典は必要? 香典のマナーについて
仏式の場合、亡くなってから四十九日以前はまだ「仏様」になっていない
「霊」ですので、通夜や葬儀では「御霊前」と書きます。
ただし、浄土真宗の場合、四十九日の忌明け以前でも「御仏前」「御佛前」と書くようです。
納骨式のみを行う場合
では、納骨式のみの場合、香典は必要なのか、必要ならいくらくらいが相場なのか….
納骨だけを行う、といっても、僧侶に読経をお願いする法要の一種です。合わせて会食を行う場合もあります。
香典は、故人への供養の気持ち、また施主への助け合いの意味もありますので、納骨のみを行う場合でも、やはり必要になります。
納骨のみの場合、親族だけで行われる場合が多いです。祖父母や親戚の納骨式の場合、
ひとり5,000円〜1万円、会食をともなう場合はプラス5,000円程度で合計1万〜2万円が相場です。


納骨式当日の流れや用意する物・お布施などの費用
納骨式に用意する物
• 埋葬許可証(火葬許可証)
• 墓地の使用許可証
• 印鑑
• 骨壷、遺影、位牌
• 供花、供物
• 線香
• 引き出物
• その他、遺骨や遺影、お墓参りをする時の道具も必要になります。
服装は葬儀などと同じく喪服です。
納骨式の流れ
1. 施主の挨拶
2. 骨壷をカロートに納める
3. 卒塔婆を立てる(宗派による)
4. 僧侶の読経
5. 参列者の焼香
6. 会食
納骨式の時間は、宗派や参列者の数によって異なりますが、およそ1時間ぐらいです。納骨式の後に食事の場を設けるのが一般的で、お寺、ホテル、霊園の食事処などで会食します。帰り際に参列者に引き出物を渡す場合には、事前に用意しておきましょう。
納骨にかかる費用
内容 費用の相場
彫刻料 30,000~50,000円
納骨作業 10,000~30,000円
卒塔婆 2,000~5,000円
お布施 30,000~50,000円
彫刻料は、墓誌に戒名などを彫る場合の費用です。石材店に依頼して彫刻してもらいます。納骨式の前に彫っておくのが一般的です。
納骨作業とは、石材店がお墓のカロートを開け閉めする費用です。
お布施は四十九日法要や一周忌法要と同時に行う場合の相場です。納骨式のみを行う場合は少ないと思いますので、おおよそこの金額で良いと思います。

納骨の時期・準備・お布施・香典・費用・納骨袋・お供え物・お花
寒冷地では雪解けの頃まで納骨式を延ばす地方もあります。
納骨式のあと会食がある場合は、料理の手配やレストランの予約等を行います。鯛や伊勢エビなどのおめでたい献立にならないよう、予約の際には目的(法要のあとの会食です、等)を伝えるようにします。
宗教ごとに納骨の際の儀式があり、必要な準備も異なりますので事前に確認しておきましょう。寺・神社・教会などへの謝礼の他に、線香、花、玉串などの用意が必要なこともあります。お寺の場合には、卒塔婆が必要かどうかも確認します。
納骨堂、霊園、墓地などへの連絡
用意するものと費用を確認します。
新しくお墓を用意する場合には、左記以外に墓石業者・石材店にも日程を伝えます。
当日僧侶に渡す謝礼は「御布施」「お布施」または「御経料」として3万円〜10万円くらい。一般的には3万円くらいです。
納骨に際してはお寺によっては金額を決めているところもありますので予約の際に確認しましょう。都市部ではより高額となることもあります。
奉書紙に入れるのが丁寧な形ですが市販の白い封筒でも可です(白封筒の場合には郵便番号の欄がないものを使います。また、二重封筒はNG)。薄墨ではなく濃い墨で書きます。
墓地や納骨堂まで僧侶に出向いてもらう場合には、「お車代」も必要になります。5,000円、10,000円などのキリのよい金額を包みます。
会食を予定したにも関わらず僧侶が出席を辞退した場合には「御膳料」として5,000円〜20,000円くらいを用意するのがマナーです。
納骨の際には墓石を動かしてもらったり、骨壺を納めてもらったり等の、実際の作業を石材店の方にしていただくこともあります。
料金に含まれている場合もありますが、こうした方への心付けも用意して持参すると、より丁寧な形になります。
金額は一人当たり5,000円位からというのが一般的です。表書きは「御礼」などです。
埋葬の形態、埋葬の仕方の確認
[骨壷と納骨袋について]
大変細かいことなのですが、意外と重要なのは実際にお墓に納める時の埋葬の仕方です。
ざっと挙げるだけでも
 「骨壷に入れて埋葬」
 「骨壷から出して、納骨袋に入れて埋葬」
 「骨壷から出して土に撒く」 などの方法があります。
それぞれの宗教宗派または地方によっても風習が異なるだけでなく、埋葬先が納骨堂なのか、墓地なのか、あるいは永代供養塔なのか等によっても異なってきます。
骨壷のまま納める場合でも骨壷のサイズに制限や決まりがあったり、納骨袋で納める場合でもその大きさに制限や決まりがあったりします。
必ず納骨式の前に墓地、霊園、寺院、神社、教会などに確認をしておきます。
なお、納骨袋については自作するご遺族もおられるようです。普通は白い木綿の晒しなどを使いますが、「祭りが大好きだったおじいちゃんに木綿のさらしの手ぬぐいで納骨袋を手作りしました」等、遺族としても心がこもった供養ができそうですね。化学繊維はNGです。木綿の晒し(晒し=さらし)、木綿の手ぬぐいなど土に還る材料を使います。
納骨の儀式に必要なものを用意(寺、教会、神社ごとに異なる)
宗教ごとに納骨の際の儀式があり、必要な準備も異なりますので事前に確認しておきましょう。下記は必要な場合と不要な場合があります。
お酒(缶ビール)などを供えることを禁止している墓地もあります。

仏教…数珠(念珠)、お線香(火をつけるためのマッチ、ロウソク)、お供えするお花、お供え物
他に用意するものとしては花鋏(ハサミ。お花をお供えする時に花の高さをそろえたり、不要な葉を切るためのもの)やゴミを持ち帰るための袋など。
お寺や墓地によっては、水桶や柄杓(=ひしゃく)などは墓地で借りることができます。

お寺や神社、教会によって用意するものを指定されることがあります。事前に必ず確認します。


お葬式が終わったら
納骨式とは、故人の遺骨をお墓などに納める大切な儀式。正式には「納骨法要」といい、葬儀と同様、当日の流れは宗教や宗派などによって異なります。
納骨式の準備

1. 納骨式の予定日を決める

2. 寺院・神社・教会に連絡する
納骨式の希望日を伝えて、用意するものと費用を確認します。浄土真宗以外の仏教の宗派は、納骨式当日に立てる卒塔婆(そとうば)の用意をお願いしましょう。希望日が土日やお盆・お彼岸の繁忙期は込み合う可能性があるため、早めに連絡を。

3. 必要に応じて石材店に連絡する
一般的には石材店に納骨作業を依頼して当日立ち会ってもらいます。しかし、お墓のデザインなどにより、遺族の手で納骨室(カロート)を開閉できるなら不要。立ち会いを依頼する際や、お墓に名前や戒名などを彫ってもらう場合は、余裕を持って2週間~1か月程前に連絡しましょう。

4. 霊園・墓地管理事務所や納骨堂に連絡する
納骨式の日程を伝え、用意するものと費用を確認します。

5. 参列者に連絡する
納骨式のみの場合は近親者だけで行なうことが多く、その際は電話連絡でもOK。四十九日法要などと同時に行なう場合は案内状を送ります。

6. 料理(お斎・直会)や引き出物の手配
納骨のみ行なう場合はお茶やお茶菓子でもてなすこともあります。参列者に渡す引き出物も用意しましょう。

7. 納骨に必要な書類の確認
当日、「埋葬許可証(自治体で交付された「火葬許可証」に火葬後、「火葬執行済み」の証印をもらったもの)」を持参します。霊園・墓地に納骨する場合は、「霊園使用許可書」「墓地使用許可証」などの許可証も必要。必ず確認しておきましょう。

8. お供え物などを用意する
仏教の場合、数珠、墓花、線香、お供え物(菓子、果物、酒など)、お布施など。下表を参考に、寺院や神社、教会に用意するものを確認して準備します。

宗教などによって当日の流れや用意するものは異なる
仏教の場合は「納骨式」ですが、神道では「埋葬祭」「納骨祭」といい、キリスト教では「納骨式」のほか「埋葬式」といわれることもあります。そのほか、当日の流れや用意するものも、宗教によっていろいろ(下表参照)。さらに同じ宗教でも、地域や宗派、寺や神社、教会の考えなどによって異なります。下表は一般例として、実際に行なうときには事前に寺や神社、教会に必ず確認してください。

仏式 流れ 施主の挨拶
↓僧侶による読経
↓焼香
…施主、遺族、親族、知人の順に行ないます。
↓納骨
↓僧侶による読経
↓焼香
↓施主の挨拶
↓会食(お斎)
…四十九日などの法要の後に行なう場合は、会食するのが一般的です。
用意するもの 数珠、墓花、線香、お供え物(菓子、果物、酒など)、お布施など


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